ロコモティブシンドロームの原因は、大きく2つに分けられます。
加齢により筋肉や骨の量が減少すると、「歩く」「立ち上がる」「座る」などの移動機能が低下します。
これが運動不足へとつながり、筋力やバランス能力のさらなる低下を招きます。
「骨粗しょう症」「変形性関節症」「変形性脊椎症」は、ロコモティブシンドロームの三大原因病です。
なかでも転倒リスクが高い「骨粗しょう症」は、骨折を起こしやすく、寝たきりになる可能性が高まります。
加齢による筋肉量の低下は、ロコモティブシンドロームの入口となります。
筋肉量が低下すれば、膝などの関節にかかる負担が増加して炎症を引き起こします。また同時につまずきや転倒リスクを高め、骨強度が低下していれば転倒した際に骨折しやすくなります。
膝痛・腰痛などの関節の炎症や骨折した場合、治癒するまでに活動量が減少するので、さらなる筋肉量の低下を招き、寝たきりや要介護へ移行するリスクが高まります。